コンビニのトイレを使うとき何か買えばいいと思っているあなた。それじゃ意味無いですよ。

屋外を移動中にトイレに行きたくなって公衆トイレなどではなく、どこかの店に寄った経験のある人は多いだろう。

特に今ではコンビニの数が多くなったので近くのコンビニに寄って用をたす人も増えた。

そのときによく話題になるのが

「公衆トイレではないのだから店のトイレを利用するときは必ず何か商品を買うべき」

という意見に対する是非だ。これを耳にしたとき、典型的な日本人的思考だなと思ったものだ。

よくよく考えてみれば突っ込みどころばかりだと思うのだが、ネット上で検索すると某掲示板や質問サイトでは肯定派も否定派も意見をぶつけあっているだけで決着などはついていないようだ。

そこで、この意見に対する問題点を自分なりにまとめてみた。

 

まず最初の問題点が、そもそもそんなことは明示化されていないということだ。

公衆トイレではないからトイレの運用費が問題になるのならば、何か商品を買えと張り紙するか、いっそのことトイレを有料化してしまえばいい。

明示化されていないルールはルールではないので守る必要などないのだ。

 

これに対して、次に

「商品を買うのはルールじゃなくてマナーの問題だ!」

と主張する人がいる。では、一体誰に対するマナーなのか?

普通に考えれば店員に対するマナーだろうか?しかし、コンビニなどでアルバイトをしたことがある人なら分かると思うが、運用費がかかってるから商品を買わない客は迷惑だ、なんてまず思わない。

なぜなら、アルバイト店員の立場からすれば時給は同じであり、むしろ商品を買ってレジを忙しくされるぐらいだったら何も買ってほしくないというのが本音だ。

そんなことよりアルバイトにとってはトイレを綺麗に使ってくれるかのほうが問題だ。トイレを汚すような客は商品を買おうが二度と来てほしくないだろう。

では、オーナーに対して?しかし、自分でトイレを誰にでも無料で開放しておいて運営費がヤバイとか思っているならそのオーナーの経営能力を疑う。

商品を買わせるなり、有料にするなり、そもそも設置しないなり方法はあるだろう。

結局、そのマナーは周りから刷り込まれただけで対象など存在しないのだ。

 

「アルバイトがどうとか関係ないし、何も言われなくても商品を買うことで利用料に還元すべきだ!」

「お店に対する感謝料として何かものを買うのは当然だろ!」

と考えている人もおかしい。

そもそも買えと言われなければあなたの払っているそのお金にはトイレの利用料なるものが一部として入っているわけではない。ただその商品の対価を払っているだけ。

感謝料というのも同様に、そのことが相手に伝わっているわけではないので無意味。

だいたい、相手から求められているわけでもないのに利用料だとか感謝料だとかを勝手に払って当然のことをしたと思うなんて、ただの自己満足だ。

別に助けを求められているわけでもないのに助けてさもいいことをしたかのように錯覚している人と似たようなものだ。

 

それでも、どうしても何も買わずに出てくのが気持ち悪いだとか、感謝せずにはいられないという人は、店員に ”ありがとうございました” と感謝の気持ちを伝えればよい。

店員にとっても悪い気はしないし、トイレ掃除に一層やる気がでるかもしれない。

よって、冒頭の意見は正しくは「買うべき」ではなく「感謝すべき」とすべきだろう。

もちろん、店員が忙しそうだからとか、ちょっと恥ずかしいからなんてなんて言いませんよね?

忙しくてもさっとほんの一言の感謝を伝えれば店員はきっと笑顔で返してくれますよ。

 

ちなみに、僕はこの感謝というのもしたい人はすればいいし、別にしなくたっていいと考えている。

そもそも、店を利用するときに感謝を伝えなければならないのなら、例えば高速のサービスエリアのトイレだって民間企業の運営なのだからそこでも同様に感謝しなければならない。

しかし、高速のサービスエリアのトイレを利用するときにNEXCO中日本の社員や店員に感謝を伝えるのかというと、まず伝えないだろう。

でも、コンビニとサービスエリアのトイレではなんとなくそこに差異があるように思える。

これは、店のトイレをインフラと見れるかどうかに尽きると考えている。企業というのは利益だけを常に追求すればいいわけではない。

インフラ整備などの社会貢献だって企業に課せられた重要な義務だ。その一環としてNEXCO中日本はインフラであるトイレをサービスエリアに設置しているのだ。

僕としては冒頭に述べたように、コンビニのトイレは地域のインフラの役割も担っていると考えている。大規模地震の発生などの災害時にもトイレは重要だ。

もちろん、コンビニのトイレがインフラの役割だけじゃないと思うのなら店員にありがとうと言えばいい。

 

あなたがトイレを利用する際、マナーだのと刷り込まれ何も考えずに商品を買っていた人にはぜひ考えなおしてほしい。